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東大アメフト物語
腹を括りウォリアーズの監督を引き受けると決めた三沢英生は、間髪容れず理念作りに取りかかる。大学は高等教育機関であり、優れた人材を育成する場所だ。東大で大学4年間アメフトに打ち込み、至難の日本一を目指すのは、その先に真の目的があるからであり、全員でその目的を共有できる理念を必要としていた。 理念作りに加わったウォリアーズのOBに、新監督の三沢(1995年度卒)を補佐するディレクター …
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東大アメフト物語
東大大学院修了後の三沢英生は、外資系金融機関でがむしゃらに働いた。短期間でより多く稼がなければならなかったのは、家庭の事情で借金返済の必要に迫られていたからだ。アメフトとの関わりは、時折ウォリアーズの後輩たちの試合を観戦したり、懐に余裕ができてからは部活動の運営費の足しにと寄付するようになったり、複数の大学のアメフト部出身者で作った「金融アメフトの会」でわいわい親睦を深めたり …
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東大アメフト物語
東京大学アメリカンフットボール部の新監督に、三沢英生が就任したのは2017年1月のことだった。三沢は東大に入学した1992年にアメフト部の一員となり、大学院時代にはコーチも務めたれっきとした部のOBではあるが、いずれ監督に就任するとは誰も想像していなかった。当の三沢自身も、だ。 1998年に東大大学院を卒業した三沢は、外資系金融機関のゴールドマン・サックス証券会社に就職する。ゴールドマン …
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